育休から仕事復帰を希望する介護士は日本中に多くいますが、元の職場にスムーズに順応できるようにするには、求職中に時間を掛けて上司や周りの同僚と話し合いをすることがとても大切です。
若手の女性介護士が多く在籍する介護施設の中には、希望通りに職場復帰ができるよう、施設長や事務職員、介護現場の責任者が中心となってプランを作成するところも少なくありません。
そうした中、仕事復帰後に体調を崩さないようにするため、初めのうちは負担が少ない業務を中心に担当させてもらえるよう交渉をすることが大事です。
社会福祉法人や株式会社が運営する介護施設の中には、仕事復帰に向けたサポート体制を強化するため、現場の介護士の数を増やしたり、勤務体系や労働時間を適宜変更したりしているところもあります。
そこで、育休取得後も安心して同じ職場で働き続けたい人は、求職中に実際に仕事復帰を果たした人の体験談を参考にしながら、じっくりといくつかの施設の取り組みを確認することが重要です。
なお、数ある介護施設の中でも女性介護士の育児休暇の取得実績が良いところや、独自に育児休暇の期間を数か月から一年程度延長しているところは、若年の求職者の間で理想的な職場としてみなされるようになっています。
そのため、少しでも働きやすい職場を選ぶにあたって、余裕を持って複数の介護事業所の見学をしたり、人事担当者や現役の介護士に質問をしたりして採用試験に備えることが肝心です。